「ママ活」という言葉もかなり一般的になってきました。

若い男性が年上の女性とデートをしてお手当をもらったり プレゼントを買ってもらうママ活ですが、法律上はどうなっているのでしょうか？

この記事ではママ活は違法行為なのか？犯罪に該当する可能性はあるのか？ということについて詳しく解説していきたいと思います。

ママ活に興味がある人は必見です!!

ママ活 違法 犯罪①

売春は違法行為であることはきっとこの記事を読んでいる賢い読者の人は既に理解しているはずです。

そのため、 若い男性と年上の女性がデートをしてお金を払うのは売春行為に該当するのではないか？と不安になるのは無理のないことです。

しかし売春・買春行為と「ママ活」は同じではなく、 決定的に異なるポイントがあります。
それは基本的に「ママ活は肉体関係・性交渉はない」という点です。

マッチングアプリや出会い系サイトを利用して2人でメール交換してやりとりし、その後リアルでデートするのがママ活であり、 セックスを前提としているわけではありません。

パパ活になると 建前ではセックスが前提ではないと言っても多くのカップルが肉体関係を持つことが多いのですが、ママ活の場合はその辺りはしっかりとしていて、 肉体関係に発展する事はほとんどありません。
年上女性はセックスを目的に若い男性と知り合うのではなく、自分の話を聞いてほしいとか、若い男性の夢を応援したいと言うピュアな感情で会うことが多いからです。

ただしママ活カップルに 肉体関係が一切ないかと言うとそのようなこともなく、中にはセックスを楽しんでいるカップルもいるようです。

この場合は犯罪行為になってしまうのでしょうか。

ママ活 違法 犯罪②

ママ活カップルがセックスを楽しんだとしても、 それは犯罪行為にはなりません。

なぜなら自由恋愛で結ばれたカップルと解釈されるため、売春には当たらないのです。

法律で禁じられている「売春」とは、売春防止法第２条において「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交すること」と定義づけられています。

つまり不特定の相手でなければ売春に該当しないと解釈することができるわけです。

ただし例外的に次に該当する場合は犯罪や違法行為になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

・「ママ」が既婚者で家庭を持っていた場合
「ママ」が既婚者であり婚姻関係が継続しているとみなされる場合には、ママ活であろうと肉体関係があればそれは「不貞行為・不法行為」となります。

では肉体関係がなければ全く問題ないかというとそうとも言い切れず、肉体関係を持たずにデートだけをしていた場合であっても不法行為となる可能性があります。

もしママ活がバレてしまって「ママ」の夫が不貞相手の男性に対して「慰謝料請求」すると、場合によっては支払う義務が発生することになるでしょう。

・男性が18歳未満の場合
既婚未婚関係なくママ活をしている男性が未成年であった場合には、ママが「児童ポルノ法」によって罰せられることとなります。

肉体関係がなければセーフと思うかもしれませんが、相手が未成年であった場合には意外と厳しく、肉体関係の有無は関係なく犯罪となることもあります。

ママ活 違法 犯罪③

もしママ活で18歳未満の少年と肉体関係をもった場合には、ママの側が児童福祉法違反で逮捕されることになります。

また児童買春，児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、各都道府県が制定している青少年健全育成条例違反に該当することでしょう。

それだけ未成年とのセックスにはリスクが伴うのです。

未成年となるとバイトをすることもなかなかできませんし、お金を持っている女性とセックスをしてお小遣いをもらうことができればこんなにおいしい話がないと思うかもしれませんが、絶対にやめてください。

相手が20歳未満の未成年者であった場合にはセックスをしていなかったとしても刑法第224条の「略取、誘拐及び人身売買の罪」が適応されて逮捕される可能性もあります。

こうなってしまうとお互い何をしたのか知り合いや家族にバレバレになってしまいますから、仮に証拠不十分で釈放されたとしても双方大きなダメージが残ります。

もし女性に家族があればきっとその家族はもう終わりでしょうし、子供がいれば子供もかわいそうなことになりますね。

ママ活 違法 犯罪まとめ

ママ活自体は違法でも犯罪でもありませんから、 堂々と行って問題ありません。

そもそもママ活の場合には パパ活と違って肉体関係を持たないことが多いので、プラトニックな恋愛や話を聞くだけと言うピュアな関係が成立します。

ただし 女性が既婚者であった場合はあらぬ疑いをかけられる原因になりますし、男性側が未成年であった場合には様々な条例や法律によって罰則の対象となる可能性が非常に高いのです。

ママ活を違法行為や犯罪と無縁で行いたいのであれば、 既婚者とのママ活はしないこと、そして未成年とのママ活をしないことが何よりも大切なことです。

バレなければ問題ないと考えるかもしれませんが、どんなきっかけで明るみに出てしまうかわかりません。

今は情報社会で逮捕されたり起訴されたりするとその事はあっという間に広がってしまいますから、十分に警戒しておくに越したことはないでしょう。

以上、ママ活は犯罪でも違法行為でもない！でも気をつけなければいけないことはある…でした。